夏休みにアメリカからの帰り道の話です。
航空会社側の問題で遅延が発生しました。
帰りのルートは、オーランド MCO − ヒューストン IAH − 成田 NRTのルートでした。
MCO-IAHはユナイテッド航空を利用、IAH-NRTはANAを利用します。
IAHでの乗り継ぎ時間は、1時間でした。
MCOでのチェックイン終了し、手荷物検査ですが、(私が入れる)優先レーンは特になく、待ち行列に並びます。
ディズニーランドのアトラクションの待ち行列同様、ジグザグのルートを少しずつ移動します。
朝7時頃でまだマシでしたが、これからさらに混み始める雰囲気でした。
約30分程で、検査官のところへ到着。
アメリカは特に出国審査はありませんが、手荷物検査直前でパスポートによる本人確認が行われます。
靴もベルトも全て外し、手荷物検査を無事通過。
その後、航空会社毎(搭乗ゲート毎)に、トラムへ乗って移動します。
今回の私の搭乗ゲートは40番でした。
トラムを降りたフロアで、ラウンジを探したところ、プライオリティパスラウンジも見付からず。
案内のお姉さんに、ラウンジはどこにあるのか?尋ねたところ、54番ゲート付近にあるとの回答。
早速、そこへ行ってみると、なんと、アメリカン航空のラウンジを発見。
しかし、ここはワンワールドのため、入れず。。。
そうか、各航空会社の出発ゲート付近に対応ラウンジがあるんだ!と思い、40番ゲート付近へ移動してみる。
と、想定通り、そこに、United Clubのラウンジを発見。
無事に、ラウンジで休憩することが出来ました。
時刻になり、搭乗ゲートへ移動し、搭乗開始。
私は、エコノミー席の最前列、窓側席を予約していました。
今までの旅の疲れで、ほぼ着席したと同時に爆睡。
zzz 。。。。。
zzz 。。。。。
zzz 。。。。。
そこそこの時間寝たかなと思い、ふと目を開けたら、あれ?まだ飛んでいない!
時計を見ると、出発予定時刻から45分が経過している。
IAHでの、次のANA便への乗り継ぎ時間は、1時間。
間に合うのかなぁ?と不安がよぎる。
まだ地上停止中のため、メールをチェックしてみると、ユナイテッドから、テクニカルトラブルにより出発時間が45分遅れるとメールが届いていた。
45分遅れのままであれば、IAHで急いで移動すれば、ANA便への乗り継ぎは間に合うかも?と期待。
しかし、結局、出発したのは、50分遅れくらい。
ギリギリでも無事にANA便へ乗れますようにと、心の中で祈るしかない。
MCOからIAHは、ほぼ真っ直ぐ西方向に、海岸線に沿って飛びます。
ずっと海岸線を眺めながら飛んでました。
そして、その途中に多数の空港が見えました。
ちゃんとした空港から、畑の中にある簡易的な滑走路まで、幅広い種類が比較的近い距離で順番に見えました。
IAHに着陸したのが、50分遅れくらい。
そのままタキシングして行き、その後、スポットに到着した時は、すでにANA便の出発時間を少し過ぎていました。
オーランドは、ディズニーワールド、ユニバーサルオーランドなどテーマパークがあり、日本人も少し乗っている様子。
「もし、乗れなかったらどうする?」
「どうしたらいいんだろうね?」
「次の便が、1時間後くらいにあるんじゃないの?」
(これ、国内線感覚で言っているのかなと思いましたが。)
などなど、日本語が聞こえました。
私はある程度、航空業界の仕組みが見えているため、特に慌てませんでした。
今回は、航空会社側責任の遅延であるため、もし、これで乗り継ぎが出来なければ、
航空会社にホテル代を出してもらい、ヒューストンで1泊して、翌日の便で帰ればいいかな。
翌日の便は、ANAダイヤモンドデスクに電話をして予約変更してもらえばいいし、ホテルは、マリオット、ヒルトンなど上級会員であるし、どこかのホテルに泊まれるであろう。
そしたら、ヒューストン観光も出来るかな。
などと、少しワクワクしながら、考えていました。
このあたりが、やはり、仕組みを知っているか、知らないかの差になりますね。
スポットへのタキシング中に、乗り継ぎがある方はお声掛け下さい、みたいな(勿論英語の)アナウンスが流れていました。
タキシング途中で、ANA便がまだスポットにいるところが見えました。
スポットに到着と共に、日本人の方は「急げ!」と焦っておりました。
私はエコノミー席の最前列であったため、降機の際、CAさんに「成田行きANA便に乗り継ぎだけど」と言ってみると、「D2ゲートへ行け」との回答。
この反応だと、ANA便は待っていてくれるのかな?と感じました。
降機してボーディングブリッジを通過し、ゲートまで来ると、ANA便成田行きの表示を持った地上係員の人が待機してくれていました。
日本人に向けて、「成田行きに乗り継ぎのお客様はD4ゲートへお急ぎ下さい」と案内していました。
私が日本人で一番最初に出てきて、「○○○様ですか?」と声掛けされました。
「はい」と返事をすると、
「ビジネスクラスは生憎の満席で、プレミアムエコノミー席の通路側をご準備させて頂きましたが、よろしいでしょうか?」とのこと。
帰りのANA便で、アップグレードポイントを使用して、ビジネスクラスへのアップグレード申請をしていたのでした。
往路は、特に問題なく、ビジネスクラスに乗れたのですが。
国際線の長距離便は、ビジネスクラスの方が先に埋まってしまうという感じですね。
こればかりは、しょうがない。
言われた通り、D4ゲートへ向かって歩き始めました。
途中、小学生くらいの子供2人を連れた家族連れが、「急げ!」と一生懸命走ってANA便へ向けて移動して行きました。
その後ろにも、乗り継ぎの日本の人が何名かいる感じです。
ゲート移動中に、通りが十字路になっている箇所があり、そこにもANA成田行きの表示を持った地上係員が立って、間違わずに真っ直ぐ行くよう案内していました。
搭乗ゲートへ着くと、再び、「○○○様ですか?」と問われ、
「はい。」と返事をすると、
「ビジネスクラスは生憎の満席で、申し訳ありませんが、プレミアムエコノミー席の通路側をご準備させて頂きました。」とのコメントを頂き、新しいチケットを発券してもらいました。
この時感じたことは、搭乗ゲート付近にいた外人さんを含めたANA地上係員は、全員、日本語で挨拶してくれた!ということです。
搭乗し、自席へ向かうと、すでに搭乗済みの乗客は、ドリンクサービスを受けて、出発を待ってゆったりと(内心はいつになったら出発するのか、イライラしていたのかもしれませんが)、寛いでいるようにも見えました。
私が荷物を上げ、着席し、ちょっとしたら、残りの乗り継ぎのお客さんが、ゾロゾロと入って来ました。
日本の航空会社に搭乗すると、ホッと安心しますね。
結局、IAHの出発時刻は20分遅れでしたが、NRT到着は定刻より25分早く到着出来ました。
今回のまとめとして、航空会社の仕組みを理解していると、慌てずに対応出来る。
特に、航空会社側の問題であった場合、航空会社側で責任を持って対応する必要があるため、出発時間を遅らせてでも待っていてくれたのだと思います。





